《福建省・客家土楼を求めて》(2002年5月)
福建省の奥地の巨大な奇妙な建物群のことを何かで読んだ記憶からネットで調べました。情報は多くはなかったものの実態がおぼろげながらわかってきました。
問題は交通がすこぶる不便だということ。
アモイから車をチャーターするのが最も便利で効率的だということが何とかわかり、思い切って2002年5月にアモイへ飛びました。
ホテルで情報の収集を行うと共に車の手配を頼みました。しかし、遠出になる上に道路事情が悪く、帰ってこられるかどうかわからない、ということでななかなか運転手が見つかりません。でも、『俺も興味があるから行ってみよう』という運転手が見つかり、一日1000元でチャーターすることになりました。














アモイから4時間ぐらい走って、突然、何の前ぶれもなく大きな円形の建物が見えました
近づいてみると、期待に胸をふくらませていた『土楼』に間違いありません
運転手はここの住民から情報を仕入れて、『ここのは小さいし、保存状態も良くない、もっと先に行こう』ということになり更に1時間ほど走行
『客家』というのは数百年昔の群雄割拠の時代に迫害を受けた部族が戦乱を逃れて険しい山間部に移り住んだ人々をさすそうです。ですから、○○族と呼ばれる少数民族ではなく、現在の中国で最も人口の多い『漢族』に分類されるとのこと。
迫害から一族・家族を守るため、山中に土壁で補強した大きな集合住居を建て、共同生活を行ったとのことです。円環形や方形があるそうですが、大きい物は総計400家族もが住める程だそうです。
巨大な『空飛ぶ円盤』が丘の上から見えてきました
これぞ求めていた物だ、と興奮で胸が高鳴りました
外壁は『土』です
『土楼』由縁です
こんなに美しい中庭のある土楼もあります
今でも人々の生活があります
一部は歴史的建造物に指定され入場料を払って中へ入ります
考え方次第ですが、この方 が住民に気兼ねすることなく内部を見学できるので気楽です
でも、私が訪問したときは私だけでした
次はこの地区最大の土楼です。
この地区で最大の土楼の最上階の廊下(?)から
同上の土楼を1階から見上げたところ
人々の生活のにおい
水瓶でしょうか
共同の台所
ニワトリも一緒
収穫した葉タバコの選別
土楼の外では練炭作り
結局、アモイから車をチャーターして日帰り13時間の旅でした。
一部の土楼は民宿になっており、宿泊もできるということですが、快適さに若干不安もあり日帰りにしたのでした。
日本からANAとJLのアモイへの直行便が就航し、時々パンフレットでオプショナルツアーとしてアモイから日帰りの土楼訪問が出ています。
興味をお持ちの方も比較的容易に行けるようになったのは喜ばしい限りですが、観光客的視点からすると俗化が心配です。
ところで、かなり奥地ですから旅行者としての食事には不安がありました。
日帰りの長時間ドライブ
ここで昼食を取りました
名前はその名も『土楼酒店』
車はアモイのホテルでチャーターした『高級車』です

