《 私の機材紹介 》
【Nikon D2H】
デジタル一眼に新しい仲間が増えた。D1とD100を足して割ったような馴染み深い操作性は、即実戦配備できる頼もしさに溢れている。いかにもフラッグシップらしいシャッター感覚は、鋭さでD1の上を行き、気持ちよさはこの上ない。正直言うと、D2Hはかなり前から興味があったのだ。心臓部である撮像素子は、ニコン初となるオリジナルで、その名も『LBキャスト』。これだけでニコンファンとしては“買い”である。実際に使ってみても、総合性能が光るバランスの良いデジイチだった。
もちろん
D1譲りのプロボディーは、撮る楽しみを十二分に満たしてくれるし、起動、フォーカス、レリーズタイムラグ、モニター等はどれもこの上なく鋭敏で、撮影時にストレスを感じることは微塵もない。
そして肝心な画も素直で実に納得のいくものだ。
D2Hの画像データは、まともなプリンターを所持していて、Photoshopの基本的操作、そしてRAW現像、解像度及び補間の少々な知識があれば、A3レベルの素晴らしいプリントを作り出せる資質を持っている。恐らくアマチュアカメラマンがそれ以上のCaseを必要とすることは無いに等しいのではないだろうか。

【Nikon D100】
初めて使ったNikon機が実はこれになる。
操作感やホールド性に関しては言うことなしで、兄貴格のD1シリーズと比較してもその軽量故の機動力で一歩上を行くと思うし、肝心な画質に関してさえプリンターの性能さえ確保すれば、A3で十分に勝負できる高い描写性能が魅力だ。
そして実際の撮影行で最も嬉しくなるポイントは、そのずば抜けた《省エネルギー性》にある。Thailandに行ったときなどは、ラージファインで280枚を撮影し、その都度液晶モニターで映り具合を確認したが、驚くことにバッテリーの残量表示は全く変化することがなく、持参した予備バッテリーはついに一度も活躍することがなかったほどだ。
※その後RAWで400枚撮っても同様な結果が出ることが判明した。
唯、改善して欲しい点も幾つかは挙げられる。筆頭は何と言ってもローパスフィルターに付着するゴミで、この問題に関しては早急な解決策を望みたい。とにかく掃除しても後から後から直ぐに付着してしまうのだ。ブロアーと綿棒を駆使し何とかトラブル無くメンテナンスを繰り返しているが、抜本的な解決策とは言い難く、いつかはローパスフィルターに傷がついてしまうのではないかと、正直はらはらどきどきものである。

【Nikon D1】
発売は1999年だから、もう彼此5年が経つロートル機。しかしこのカメラはデジタルカメラ史上余りにエポックメイキングなデビューを飾っており、digital好きな私にとっては正に憧れを超えた垂涎の名機だった。スペック的には殆どの部分で最新式のD100に及ばないが、当時Nikonが総力をかけて世に出した<digital・F5>と言うべき最新鋭モデルはステイタスの香りがぷんぷんで、いつかはこの手で使ってみたいと常々思っていた。
持ちの悪いバッテリー、余りにも遅い液晶プレビュー、まじめに首が痛くなるヘビーウェイト、現在のレベルでは勝負にもならないJPEG画質etc.カメラ雑誌の評論的欠点は数えれば未だ幾つか出てくるのだろうが、趣味として捉えるカメラの味わいはNikonフラッグシップF5そのものであり、レリーズの重厚感を始めとするプロ機としての魅力は十二分!この点に於てはD100がたとえ逆立ちをしようとも到底太刀打ち出来るものではない。
総画素数274万画素は解像度的に少々の無理もあるが、そのこってりとした色乗りの良さは昨今のデジタルカメラには見られないアーティスティックな風合いで、私個人としては心底満足している。但しこの絵はRAWデータからのみ生まれるものなので、その辺の知識やレタッチソフトの操作に明るい方ならば、D1の未だ第一線で活躍できる驚くべき底力を発見できると思う。
《絵画の香りがするデジタルカメラ》とはずばりD1のことだ。

【Nikon CoolPix5000】
コンパクトなボディーだが、さすがにハイエンド機だけあり、高い解像感や滑らかな階調は、驚くことにD100とほぼ同等のレベルを発揮する。唯、RAWは使えても、その書き込み速度が異常に遅い等、基本的マシン性能を比較すれば、デジタル一眼レフとの現実的な隔たりを感じてしまう。然るに、携帯に便利な高性能JPEG専用機と割り切って使えば、その持ち味は十二分に堪能できることだろう。
いずれにしても、本機最大の特徴である28mmのワイドな画角と、使い勝手の良いフリーアングル液晶モニターは、軽量コンパクトなボディーと相俟って、Nikonデジタルラインナップの中堅機であることに間違いはない。

【Nikon CoolPix S500】
CoolPix885に替わる単純記録及びWord画像専用機。
とにかくコンパクトだから持ち運びが楽、しかも手ぶれ補正機能付なので被写体によっては神経質にならずどんどん撮り込んでいけるのが嬉しい。
しかし画質は
CoolPix885と比較すると少々ちゃちく感ずるところがあり、それは他のNikon機には見られない強い彩度が感じさせるところだろう。まあこれは好みの範疇だろうし、むしろ手軽な記録用としては重宝している。
唯一点改善要望もある。それはボディー自体が小さいにも拘らず多数のボタン類を配置し過ぎていることだ。シャッターを切ろうとするとズームボタンに親指が乗ってしまうし、カメラを構えた時は左手の人差し指が手ぶれ補正切り替えボタンに触れやすくなる。慣れてしまえばいいのであろうが、少々使い勝手が悪いことは事実である。

【TAMRON SP AF28-75mm F2.8 XR Di
D1のISO400画像を検証すれば、D100のそれと比較して出来れば使いたくないレベルだ。だからスナップなどでは明るい標準ズームがどうしても欲しくなってしまう。
入手に際し当初はニコン純正も考えてみたが、<Ai AF Zoom Nikkor 35〜70mm F2.8D>でも定価が105,000円とかなり手強い値段。いろいろと考えた挙句、雑誌などでも評判の良かったこのタムロンXRを選んでみた。
結果は大正解。先ずはコンパクトで軽いところが気に入り、そして何より嬉しかったのはシャッター速度を稼げる点である。手ブレを恐れず果敢に被写体を追える楽しさは、実際に使ってみて初めて分かる快感で、おまけに開放でのボケ味も申し分なく、発色の良さやシャープさなども含めれば、定価55,000円は間違いなく他にないボーナスプライスと言える。

【Ai AF Nikkor 24mm F2.8D】
これを装着するとたちまち一眼レフがコンパクトカメラに!?
それ程小さなレンズだ。
ズームを使い慣れてくるとシングルレンズの出番は確実に減ってくるが、スナップ等に使ってみるとその明るさが意外な武器となり、感度をISO400に設定しておけば、はっきり言って自由自在。街に繰り出し悩むことなく思うがままにシャッターを切ることができる!更にシャープさは文句のつけようがなく、見栄えの良いプリントの仕上がりが期待できる。流通価格もかなり落ちてきているので、出来れば1本揃えたい。

【AF-S Zoom Nikkor 24-85mm F3.5-4.5G】
ご存知D100と同時発売の超音波モーター搭載Gレンズ。
最大の長所は、AF中にピントリングを操作して手動フォーカスができること。AFが中々決まらない時にはとても便利。おまけにボディーとの重量バランスは言うことなし!唯、絵作りに関してはもう一歩で、可も無く不可も無くと言ったところ。シャープで打ち出しの強い絵が好みの方には余り奨められないが、使い勝手は抜群の一言。実は私、なんだかんだ言っても使用頻度では持駒中これが1番。VR24〜120mmが発売された今では、かなり安価な中古価格となっており、コストパフォーマンスだけで考えれば、間違いなく最も高い部類に入るのではないだろうか。

【AF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G (IF)】
どうしても欲しかったVRレンズ。世間の評定は及第点+α程度のものだが、使ってみればそんな風評何処吹く風である。肝心の写りに関しては24-85mmの延長上といえるが、真骨頂は何と言ってもVR機能。三脚無しでテレ側1/60秒を切れるのは何とも使える性能で、2005年秋の道志渓谷・本栖湖紅葉撮りでは全てを手持ち撮影としたが、夕刻にかかる時間帯をメインとしたにも拘らず、大凡80%の確率で手ぶれを抑えることができて大感激だ!
三脚の呪縛から開放できるこのVRレンズは、正に最強のスナップレンズであり、信頼性と頼もしさは超絶大である。

【Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D】
マクロの切り替えスイッチが付く高機能ワイドズーム。
D100購入当時は、これとSIGMA15-30mmの2本立てで約半年間撮りまくっていた。色合いの自然さとシャープさは満足度95点。AFの切れ味だけはS・Zoomに一歩及ばないが、その他の性能は負けず劣らず。綺麗なボケ味がウリなので、花の撮影等には欠かせない。相当高い性能を持っていながら不思議とカメラ雑誌では紹介されないが、取りあえず1本で、しかもグレードの高い絵をと望むならベストチョイスかもしれない。

【SIGMA 18-125mm F3.5-5.6 DC】
使ってみたかったAPS-Cサイズのデジタル専用レンズ。
2005年の正月伊豆撮影会ではこれ一本で押し切ってみたが、その使い勝手の良さと予想以上の描写力には大満足。D1に装着すれば35mm換算で27‐188mmとなり、もう殆どの被写体をそのターゲットとすることが出来るのだ。今更だが、ズームレンズの威力を改めて認識してしまう。シャープさに関してもなかなか優秀で、手持ちの同社28-300mmとは比較にならない程高レベルの絵が得られるのだ。
万能ズームをお探しの方には絶対のお薦め品と言えよう。
唯、注意点もある。保護フィルターを使う場合は薄型タイプを選んで欲しい。通常タイプだとワイド端でケラレを生じてしまう。

【SIGMA 15-30mm F3.5-4.5 EX DG ASPHERICAL】
画角が変わってしまうデジタルカメラには必須の広角ズーム。
Nikonには<DXフォーマット適応レンズ群>があるが、残念ながらアマチュアには少々敷居の高い販売価格となっており、おいそれと入手できるものではない。その点SIGMAはいち早くリーズナブル且つ高性能な広角ズームを発売しており、正直その企業努力には拍手喝采を惜しまない。自然で優しい広がりが特徴の絵は正直一押しのお奨め。
よって
11月8日に発売された【12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM】は、喉から手が出るほど手に入れたい一本だ!

【SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM
八重山行の直前に、その<喉から手が出るほど手に入れたい一本>を遂に手に入れた。使ってみて最初に気が付いたことは、画質が同じSIGMA15-30mmの延長上には無いと言う点である。先ずはプログラムオートのマルチ測光で撮った場合、全てのsituationでアンダーに出る。見栄えの良い画質だが直ぐに白飛びを起こす15-30mmとは正反対の現象で、恐らくデータとして階調をきちんと残すタイプなのだろう。RAWで撮り、現像の際に露光量をきちんと調整してやれば、それは見事な絵が得られる。
15-30mmは常時マイナスの露出補正をしていたにも拘らず、強いコントラスト時には幾度も白飛びを起こしてしまい、アングル決めと同時にこまめな露出調整が必要だったが、この12-24mmはその点に於てずいぶんと懐が深くなったと言える。
信頼できる広角を手に入れたと痛感する。

【SIGMA 28-300mm F3.5-6.3 ASPHERICAL】
ずばり重宝。
28mmから300mmをカバーするこのレンズは、スペック的にこれ一本で何でも撮れる計算となる。テレ側のF値が6.3とかなり暗いのが少々引っ掛かるが、値段を考えれば致し方ないところ。
D100の撮影感度性能ならば、ISO800まで何とか問題も出ないから、デジタル専用の万能機としてあらゆるsituationで活躍できるのではないだろうか。
まあ、実際に使ってみると小さくて軽くてワイドズームで、便利この上ない。

【SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO】
未完成品としか言いようのない同社製18-125mmDCに対し、第22回CAPAレンズ大賞までも獲得したこの製品は、DC広角ズームの完成形と断言出来る仕上がりとなっている。
優れたポイントは二つ。先ずはDC広角ズームのウィークポイントとされていたワイド側周辺光量の改善である。従来品の開放時に良く見られるケラレのような影が、この製品には殆ど現れなくなった。しかも2段も絞れば殆ど完璧に近いレベルで消えうせるのだ。
もう一つは究極の“寄り”だろう。ズーム全域で最短撮影距離20cmは、ワーキングディスタンス3cmと被写体に寄れるので、私の好きな撮影方法である“花弁をワイドに写し出すと同時に周りの景色も取り込む”が非常にやり易くなったのである。
当分これ一本で満足の出来る撮影が出来そうだ。