《丹霞山(Dan Xia Shan)》

或る時、ネットサーフィンをやっていて、『丹霞山』というのを知りました。知る限り日本で紹介されたことも無いような我々日本人にとってはマイナーな観光地ですが、中国ではかなり名高い所だそうです。友人に話すと早速行ってみようではないかということになりました。最近、高速道路が開通したので私が中国での活動の拠点としている広東省の町か5時間で行けるということです。

2005年10月8・9日

先ずは地図で場所を確認してみましょう。        (クリックすると大きくなります)

広東省の最北、湖南省に接する辺りです。
韶関(Shaogang)というかなり歴史のある町の北方に位置します。我々もこの韶関を目指して高速道路を一路北に向かいました。

早朝6時過ぎに出発し、途中での朝食と小休止を入れて予定通り11時過ぎには韶関へ到着しました。
ドライブ中、途中に何か面白い物があるかなと目を凝らしていたのですが、特段これといったものもなく韶関へ到着しました。

ここで入場券を買って、『丹霞山風景区』に入ります。
(クリックすると大きくなります)

メインゲートは車のまま中へ入れます。入場券を買ってメインゲートをくぐりかなり進むとまたまたゲートの出現でした。

翔龍湖は山の中の静かな湖でした。手漕ぎの乗合のボートが運行されており、徒歩での登山口の近くまで行くことができました。(ボート代は10元、時間は30分余り)

『陰元石』から来た道を引き返すのも面白くないので、この標識を左に進み『翔龍湖(Xiang Long Hu Lake)』を目指しました。(下の方向が陰元石で、上が元の入り口方向です。)

登山口へ戻ってくると丁度中国人の団体がゲートをくぐるのを目にしました。もし同じ時だと騒々しくて参ったでしょう。幸いでした。

韶関の夜の探訪に出掛けました。想像以上に賑やかでした。

右の物は初めて目にしました。何かは結局判りませんでした。→クリックすると大きくなります

下の標識に従い『陽元石(Yang Yuan Shi)』を目指しました。
途中には奇岩がいっぱいあります。

トップ アイコン

こんなパンフレットも出来ています。

これは拡大する必要はないですね。逆光でなければこの様な巨大な岩の写真が撮れた筈でした。

韶関の鉄道の駅です。何処へ行っても駅は立派な建物で、正に町の表玄関です。
韶関市内のホテルにチェックインして昼食を済ませていよいよ丹霞山へ向けて再出発。韶関市内から約45分で入り口に到着でした。

上のゲートをくぐってしばらくするとやっと『丹霞山』への登り口に辿り着きました。(三つ目のゲートですね)

整備はされていますが、かなり急な登りです。石の階段になっていたり、コンクリートで固められていたり、それをどんどん登っていきました。

すると突然視界が開けました。かなり登ってきたのがわかります。

どんどん進むと岩肌にへばり付くようなお寺に辿り着きました。尼僧寺らしく自給自足の為の畑もありました。

尼僧寺は横道でした。一旦途中まで戻って改めてメインの場所を目指しました。
これが丹霞山の名所のひとつである『陰元石(Yin Yuan Shi)』です。英語では、Female Stoneと呼んでいるようです。高さは10m以上あります。(右の人物が写っている写真でわかるでしょう)

『風采楼』という昔の望楼らしいのですが、今では繁華街へのゲートになっています。

既に3時間以上もすぎていました。日暮れも近いので韶関の町に戻ることにしました。

『風度南路』一帯が韶関の繁華街になっています。

果物を買いました。昔ながらの分銅の秤でした。

実は、『丹霞山』は二つに大きく分かれます。
陰元石のある方が狭義の『丹霞山』、そしてもうひとつが『陽元山』です。
この地図は下が北になっていますが、左側が『丹霞山』で、右側が『陽元山』です。

クリックすると大きくなります。

中国人の観光客は一般的に丹霞山の山中に宿泊しますが、我々は設備に不安があることから韶関に宿泊したのでした。だから翌日改めて韶関から出直し、陽元山を目指しました。

陽元山へのゲートです。これもデジカメで撮ったものですが、光線が足りなかったのでPCで加工していたらまるで描いた絵の様になってしまいました。

いよいよ『陽元石』が目に飛び込んできました。(逆光でうまく撮れていません)

左が『陽元石(Yang Yuan Shi Stone)』です。そして、右のピークを目指します。

ピークを目指す途中から『陽元石』の裏側、そして上から・・・

こんなにも急峻な道を登ります。道というよりも階段です。小姐は途中まで日傘として使っていた傘を補助にして登っていました。

そしてやっとピークに到着しました。

下山途中になにやら花の付いた木に出会いました。。よく見ると萩でした。中国で萩を見たのは初めてでした。

ここ丹霞山地区では大きな岩の下に必ず小枝が何本も添えられています。
勿論、理由を訊ねました。答えは、『岩が崩れ落ちる前兆を捉える為』とのことでした。本当かな?

山の中には松の切り株を模したコンクリート製のごみ箱がありました。結構手のこんだもので、なかなかの物でした。

下山するとみやげ物屋が数軒。乾燥させたきのこを中心としたものが殆どでした。

これで丹霞山訪問記はおしまいです。結局日本人にも西欧人にも出会いませんでした。まだまだ中国ローカルな観光地なのですね。
それにしても同じ地域に、陽元石と陰元石がまるで対をなすように存在しているというのは
奇跡ですね。

韶関は古い町と聞いていたのですが、もはや古鎮は残っておらず、また、特色的な食べ物にも出会えませんでした。帰りは翌日の行程の関係からシンセンへ抜けました。シンセンは大都会、そこでの夕食には北方料理のレストランへ行きました。

羊の骨付きすね肉です。手と口を汚して美味しくいただきました。

最近、中国の色々な土地のレストランで『泰国香米』のご飯が人気を呼んでいます。我々日本人には以前から好い評判のないタイ米ですが、高級な物は『泰国香米』といわれ中国に輸入されて出回る様になりました。価格は高価なのですが、名の通り芳香を放つ美味しい物です。すっかりはまっています。

当然ながら長粒種です。

『陽元石』は英語では、Male Stone、又は、Father's Stoneと標記してあります。