NHK放送博物館図書室[現在はNHK放送博物館 図書・史料ライブラリー]
http://www.nhk.or.jp/museum/index.html


 わが国における放送のゆかりの地である港区の愛宕山に、NHK放送博物
館がある。放送開始三十周年を記念して、昭和三十一年に世界で最初に
開設された放送博物館で、放送の歴史を機器・資料および音声と映像でた
どることができる。受信契約第一号テレビ受信機や終戦の際の玉音放送の
ための原稿など、貴重な資料が展示されている。
 この博物館の一室に、放送に関する資料を公開している図書室があり、
だれでも無料で利用することができる。
 放送文化、電気工学、無線工学などに関する図書、NHKの放送技術研
究所および放送文化調査研究所の刊行物、日本放送出版協会の出版物
など約六千五百冊、雑誌約二十誌を所蔵する。「ラジオの日本」、「無線と
実験」は大正末の創刊号からそろっている。
 ここの目玉になる所蔵資料は約六千点の放送用台本。菊田一夫作「君の
名は」、井上ひさし、山元護久作「ひょっこりひょうたん島」など、懐かしいラジ
オ・テレビ番組や、朝の連続テレビ小説、大河ドラマなどの台本がある。ただ
残念なことに、これまでの放送に使われた台本は膨大な量にのぼるので、全
部そろえているわけではなく、ここに保存されているのはそのごく一部だけ、
特に最近のものは朝の連続テレビ小説と大河ドラマに限られている。
 懐かしいドラマをその原作と台本とで読み比べてみるのも面白いのではな
いだろうか。
  (出典:『産経新聞』(夕刊)1988年6月14日(火)第3回目)

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